Ingo Gunther(インゴ・ギュンター)

 1957年、西独ハノファー生まれのアーティスト。フランクフルトのゲーテ大学、カッセル総合大学で民族学、文化人類学を学び、その後、ナムジュン・パイクに師事する。
 ランドサット衛星が撮影した地表の写真や、戦争などのニュース映像・音声などを素材に、ヴィデオやトランスミッター、コンピューター等を用いて、現代の情報資本主義社会への批判と受け取れる作品を発表している。1989年に制作した『ワールド・プロセッサー』は、「核保有国の状況」「オゾン層の亀裂」「TVの普及状況」「世界を覆う疫病」など、現代世界のさまざまな様相を数十個の地球儀上に表現したもの。93年より、全世界で数千万人に上る難民・亡命者をめぐる状況を俯瞰したプロジェクト『難民共和国』を、現実世界とネットワークの双方で展開している。


Bruce Osborn(ブルース・オズボーン)

 1950年、ロサンゼルス生まれ。写真家、ムービー・カメラマン、クリエイティブ・ディレクター。
 University of Pacificで現代美術を、Art Center College of Designで写真を専攻し、Phonograph Record Magazineのチーフ・フォトエディターを経てフリーランスとなる。80年、来日。以後、東京を拠点として、総合的なクリエイターとしての活動を開始する。多くの広告写真、コマーシャル・フィルムを手がける一方、『I Love Lucy』『Burning Desire』『親子』『Biography』『Flying Objects』など、数々のアーティスティックな写真シリーズを撮り続ける。また、カナダや米国のTV番組制作にディレクターとして参加し、現在は『親子』のCD-ROMを制作中。
 著書・写真集に『都市の遊び方』(如月小春氏と共著・新潮文庫)、『親子』(デルボ出版局)などがある。