水気耕栽培の「ハイポニカ」によって植物が“大地(土)からの離脱”を図り始めたように、文字も「物質性」と「重力」から自由になった電子情報空間において、本来のダイナミズムと新たな能産性(ポテンシャル)を「解発」しうるのか?
 あるいは、看板だけ掛け替えたグーテンベルクの銀河系の呪縛のなかで、やせ細った宇宙文字の「抜け殻」だけが生産され続けるのか?
 これは恐らく、21世紀の地球情報系全体のメタ・デザインにおいて、最もクリティカルな課題となるはずだ。

(竹村真一)



脇句「地」の座へ